夜分にすみません。お酒が入るとぼやきたくなるようですね。
今日のお昼の続きと言うか、アメリカの素晴らしい所も言っておかないといけないと思いまして…。
昼間は移民に就職先の斡旋をしない話をしましたが、ここでは健康保険の話をしたいと思います。
基本的にアメリカは医療費が高く、虫歯一本治療するのに20万円程度かかります。私の知人の職場の女性は、急性虫垂炎で腹膜炎を併発していて、救急車で運ばれ手術をし、約2週間入院して請求金額が3000万円。もちろん払えるはずもなく自己破産したそうです。
当然、任意で医療保険に加入している方もいらっしゃいますが、1割程度しか戻ってこなかったり、救急車を呼ぶのも、保険会社の許可を取らなければならなかったりと、掛け金の割にはたいした保証がなかったりするそうです。そんな状態を解決する為に、オバマ大統領が国民皆保険制度を作ったわけですが…。
一方全く収入がない世帯に対しては、医療費が全額無料になる制度が存在するんです。
例えば、アメリカは学生ビザで入国した者には、労働は認めれれず、学生の間は、貯金を切りくずして生活をしなければなりません(詳しくは機会があれば書きたいと思います)。と言う事は収入はゼロですよね。そに人が病院にかかった場合、どれだけ大変な治療をしても、一切無料なんですよ。
アメリカで知り合った方は、学生ビザで奥さんと一緒に渡米し、アメリカで妊娠しました。病院にいったところ、看護師さんが全て手配してくれて、医療費は全て無料、おまけに妊婦さんに栄養が必要と言う事で、毎月数百ドル分のクーポンももらえたそうです。
それだけでも驚きますが、今度は出産後、母子共の健康診断はもちろん、赤ちゃんのミルクやオシメ等の購入の為、またクーポンが一年間もらえたそうですよ。
まあ、この無収入者への手厚い保護が、仕事をしない人達を増やし、社会保障費の増大をまねいている実態もあるんですけどね。
ともあれ、日本では考えられない制度である事は間違いありませんが、不思議な国ですね。
で、写真の商品は、先日の続きのミニチュア楽器の置物で、トロンボーンになります。
結構リアルでしょ。(^_−)−☆